みなさんこんにちは。
転勤族公務員の転勤族と申します。
この記事では、恥ずかしい話ではあるのですが、私のしてきた借金についてお話しします。
どのような借金をしたのか、借りた理由、そして生活背景などについてお話ししたいと思います。
借金の内容
私はこれまで以下の借金をしました:
- 無利子奨学金
- 有利子奨学金
- 前妻との結婚式資金
現在は繰り上げ返済を進め、無利子奨学金のみを残す形となりました。
ようやく貯蓄の目処が立つようになったことから、投資をスタートしております。
奨学金の借り入れ
私は文系の四年生私立大学を卒業しました。
奨学金はこの学費として貸与させていただきました。
当初は無利子の奨学金のみを借り受ける予定でおりましたが、一人暮らしを始める必要があり、親からの仕送りが期待できない経済状態であったことから、有利子の奨学金を追加で借り受けることに決めたのです。
高校生の私にとって、奨学金に対してネガティブな印象はなく、借受に抵抗はありませんでした。
大学生活の中でアルバイトをしながら自分で生活費を稼いでおりましたが、それでもお金が足りず、有利子、無利子共に四年間借り受ける結果となりました。
今大学生活を振り返ると、贅沢な大学生だったと思います。外食はもちろん、おしゃれに気を使って高い洋服を何着も揃えたりと、遊びに勤しんでおりました。
奨学金を借金と捉えておらず、振り込まれるお金をありがたみもなく使っていたのです。
ドラえもんがいて、過去に戻れるとしたら、何としても有利子の奨学金は借りないように工夫した生活を心がけていますね。
奨学金はただの借金なのだと気がついたのは、就職して数年経った頃でした。
お金に関するリテラシーが低かった過去が、僕に及ぼした影響は計り知れないものです。
前妻との結婚式資金を借り入れ
20代後半の頃、私は前妻と入籍し、入籍してからまもなくして結婚式を行いました。
当時の私は奨学金の返済を続けていたことと、会社の飲み会などの交際費で家計が圧迫されており、貯金がほとんどありませんでした。
そんな中、一生に一度のことだからと、結婚式をあげる運びとなったのです。
前妻の実家、私の実家から資金的な援助は一切なく、結婚式資金は私が全て負担することに。
ない袖は振れないので、共済から借金し、その資金で式をあげることになりました。
結婚式の準備を進める中で、予算を抑えようと工夫は凝らしましたが、選んだ式場が地域でもグレードが高い会場だったこともあり、350万円との見積もりでした。
結局300万円を借り受け、挙式を敢行。その後の新婚旅行にも、借り受けた資金を一部当てました。
しかし、その数年後、前妻とは性格の不一致から離婚することとなりました。
性格の不一致というと、かなり抽象的ですが、個人的には結婚観と金銭感覚が合わないように感じていました。
お互いの幸せのため、話し合った末お別れしたので円満離婚です。
この借金は昨年繰り上げ返済し完済させました。
完済して、ようやく前を向いて進めるなと思いました。
離婚してなお、過去の結婚式資金を支払うというのは、心理的に大きな負担であり、完済した時の喜びは、それはもう大きなものでした。
借金を経験して思うこと
お話ししてきたように、僕は多くの借金を経験し、またそれを返済してきました。
今振り返ると、僕を借金に駆り立てたものは見栄だと思います。
学生時代は洋服に、社会人となり結婚式に財産を注ぎ込んだ、その背景は他人からこう見られたい、みんな挙げるんだから自分も結婚式をあげようという心理です。
自分の意思よりも、他人の目を気にしていたのでした。
お金をかけたからといって、幸せが手に入るわけではありません。
それに気付くこともなく、借金を重ねてしまったのです。
借金の完済のために、多くの時間と労力を強いられてしまいました。
と、これまで後悔の念ばかり記してきましたが、ある意味、僕にとっては多くの学びを与えてくれた経験だったとも思っています。
生活を立て直そうと考えてから、僕は多くのことを学びました。
投資のこと、お金のこと、様々なライフスタイル。
その中でミニマリストの考え方に出会い、お金の知識を身につけました。
今では無利子の奨学金の返済を残すのみとなり、幸福度を落とすことなく低予算で生活を送れるようになりました。
見栄を捨て、自分の価値基準を固めることもできたと思います。
今後の人生において、自分の身の丈に合わない買い物は二度と行わないと自負しております。
これからは自分ではなく、お金を働かせて資産を拡大させるように、節約と投資に励んでいく所存です。
見栄は身を滅ぼします。
常に軸を持って、自分にとっての幸せを見失わないようにしてください。